現物出資とは?
現物出資とは
会社を設立する際に現金以外の財産(動産、不動産、債券、有価証券など)
を出資する事をいいます。
例えば会社を設立して出資する際に、現金100万円と100万円相当の車を出資する
ことで資本金は200万円となります。
現物出資する際の注意点
現物出資をする場合、
・出資者の氏名、名称
・出資する財産とその価額
・出資者に割り当てる設立時発行株式の数
を会社設立時の定款(原始定款)に書かなければなりません。
これは例えば、100万円しかしない車を500万円するとして現物出資されるなど、
財産を過大評価して株主や債権者を害することを防ぐためにあります。
また現物出資は発起人のみすることができます。
検査役の調査
現物出資をした時は、発起人は定款の認証後すぐに、裁判所に検査役の選任を
申し立てなければなりません。
裁判所が選んだ検査役は、調査を行い、その結果を裁判所に報告します。
検査役の調査が不要な場合
・現物出資する金額が500万円以下の場合
・現物出資するのが市場価格のある有価証券の場合
・定款の記載が妥当な金額であると専門家の証明を受けた場合
は検査役の調査は不要となります。
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